爪水虫

怖い爪水虫の「爪白癬」

水虫というと、通気性の悪い靴を履いていたりすることで足の裏などがボロボロになってしまうことを思い浮かべます。
ですがそんな水虫は足の皮膚にだけ出る症状ではなく、爪にも起こることがあります。
そんな爪の水虫のことを「爪白癬(つめはくせん)」といいます。

人の爪は加齢によって影響を受けやすい部分でもあり、加齢によって筋が入ったりもろくなってしまったりすることがよくあります。
ですが爪白癬はそうした老化とは全く原因が異なり、爪全体が濁ったり急に厚みがでてしまったりします。

爪の水虫は正しくは爪白癬だけでないのですが、症状のほとんどは爪白癬として分類できるものです。

なんと統計によると日本人の10人に1人はこの爪白癬にかかっていると言われており、特に60歳以上になると4人に1人にまで割合が増加します。

爪白癬の主な原因はカビの一種である「白癬菌」が爪に入り込んでしまうことにより起こる病気です。

爪白癬の原因と対処方法

よく誤解をされているのが、爪白癬は決して衛生状態が悪いために起こる病気ではないということです。
白癬菌は爪にのみ入り込むものではなく、足の皮膚にも感染します。
足に感染した場合には「足白癬」という水虫の症状の1つとして発症します。

白癬菌は感染をする細菌の一種ではありますが、どれだけキレイにしていても私達の皮膚を覆う角層や爪、髪の毛の中に潜んでいます。
これは白癬菌にとって栄養となる成分として皮膚の角層などに多いケラチンというタンパク質があるためです。

皮膚に感染をしたときには強いかゆみは皮膚のただれを起こしてしまうのですが、爪の場合には白濁や形状変化は起こるものの、特別に痛みなどは感じることはありません。

ただし白癬菌は細菌であることから、使用した衣類や直接触れることなどによりほかの部位や別の人にうつしてしまうことがあります。
特に爪の部分に入り込んだ白癬菌は貯蔵庫のような役割になってしまうため、周囲に白癬菌をばらまいてしまうことにもなります。

ですので爪白癬が疑われるときにはできるだけ早めに皮膚科などを受診し、早急に完治をめざすことが必要になります。

爪白癬の治療法

爪の水虫の対応方法としては、大きくは「飲み薬」「塗り薬・スプレー」「外科手術」という3つに分類することができます。
ドラッグストアなど市販の薬品が売られているところに行くと飲み薬や塗り薬がいくつか見つけられますが、それらは爪の中にまではなかなか浸透しにくく、効き目を実感しにくいことがよくあります。

皮膚科を受診すると、市販薬よりも効き目の強い飲み薬を処方されることがありますが、こちらは続けることで確実に効果を得ることができます。

またよりひどく症状が進行してしまった場合には、レーザー光線を照射することにより白癬菌を追い出すという外科的な手術がされることもあります。